強引な次期社長の熱烈プロポーズ



『それとも、何?俺は絶対“安全圏”とでも思ってた?』



気付いたら、意地の悪いことが口からついて出て、そのまま彼女の唇に自分の想いを重ねた。



どうしても、君が欲しい。

君のあの瞳をもう一度俺に向けて―――。




胸の“桜”に気が付いてくれることを願って。






『―――これ以上好きにさせないで。』



それはこっちのセリフだよ。

やっと、捕まえた。あの日の君を。






*おわり*




< 583 / 610 >

この作品をシェア

pagetop