強引な次期社長の熱烈プロポーズ
6.一夜を共に?!
*
百合香は柳瀬に連れられて居酒屋にきていた。
カウンター席が5つと、テーブル席が3つ。小上がりスペースが2つある広すぎず狭すぎずのアットホームな感じの居酒屋だ。
「いらっしゃい…あれ。また来てくれたの?」
店に入るなり、柳瀬の顔を見て店員が言った。
「あれれーしかも女の子!珍しいね!!」
今度は冷やかし半分で。
そんなことを言われても柳瀬は全く動じないんだから本当にすごいと百合香は感心する。
自分だったら必要以上にテンパって、ドツボにハマること間違いなし、と。
「別にいいだろう?どこでもいいのか?」
柳瀬は店員にそう言うとテーブル席についた。
「お知り合いなんですか?」
「大学の時の、な」
「またって言ってましたけど…」
「一昨日江川と飲んだのが、ここ」
(っていうことは柳瀬さんの行きつけ??)
あの同期で仲の良い江川と飲みにくる場所に自分を連れてきてくれた。
そんな些細なことで嬉しくなるくらい、百合香は柳瀬を想い始めていた。
百合香は柳瀬に連れられて居酒屋にきていた。
カウンター席が5つと、テーブル席が3つ。小上がりスペースが2つある広すぎず狭すぎずのアットホームな感じの居酒屋だ。
「いらっしゃい…あれ。また来てくれたの?」
店に入るなり、柳瀬の顔を見て店員が言った。
「あれれーしかも女の子!珍しいね!!」
今度は冷やかし半分で。
そんなことを言われても柳瀬は全く動じないんだから本当にすごいと百合香は感心する。
自分だったら必要以上にテンパって、ドツボにハマること間違いなし、と。
「別にいいだろう?どこでもいいのか?」
柳瀬は店員にそう言うとテーブル席についた。
「お知り合いなんですか?」
「大学の時の、な」
「またって言ってましたけど…」
「一昨日江川と飲んだのが、ここ」
(っていうことは柳瀬さんの行きつけ??)
あの同期で仲の良い江川と飲みにくる場所に自分を連れてきてくれた。
そんな些細なことで嬉しくなるくらい、百合香は柳瀬を想い始めていた。