短い人生にヒカリをくれたキミ
「言いにくいし」
そう言うと優輝くんはまたフッと笑った。
「今日、隼人が目を覚ましたら言うつもりだけどね」
「早く言ってあげなよ!嬉しがるよ!」
「おう!…………あのさ、叶ちゃん。叶ちゃんは隼人のことどこまで知ってるの?」
「そういえば………何も知らない。……忘れっぽいってだけかな?あたしの知ってることは」
あたし、何も知らないに隼人のこと好きになっちゃったんだ。
「そ………そっか」
え、どーゆー反応?
何かイケないこと言っちゃった?
「と、とりあえず隼人のとこ行こっか!」
「う、うん」
あたしは優輝くんの後ろに付いていった。