短い人生にヒカリをくれたキミ
「そりゃーもぉ楽しかったぜ!観覧車でトラブったけどな。な?叶」
「う…………うん」
何で怒らないの………?
「なら良かったわ………叶。明日からはちゃんと学校行くのよ?」
「う、うん」
ま、良かったか!
お母さんの、気まぐれだよね!
ラッキーラッキー♪
「隼人くん!安静にしてるのよ!」
「うぃーすっ」
隼人がそう言うとお母さんは病室を出て行った。
「そうだ!優輝くん!隼人に知らせがあるんだよね!」
優輝くんは助かるってこと!
「おっ?何だ?お前にもとうとう彼女が出来たか?」
「ちーがーうっ!ねーっ、早く言いなよ~」
あたしは優輝くんの肩をトントンと叩いた。
「………知らせなんてねぇよ!余計なこと言うなよ~。隼人が期待しちゃったじゃーん」