君と悪魔と神と死神
月日が経ち,少女は歳をとりました。

少女は老婆になりました。

老婆には死が迫っていました。

「おばあちゃん,死んじゃ嫌だ。」

老婆の孫が泣きながら話しかけます。

「ごめんね,おばあちゃん地獄にいかなきゃいけないの。」

少女の時交わした死神との契約

“死んだ後お前は地獄へいく”

それでも,少女は〇〇〇を殺したかったのです。

しかし,老婆は

「あんな契約結ばなきゃ良かった…。」

老婆は静かに目を閉じます。

「おばあちゃん!!!おばあちゃん!!!」

孫の声は老婆には届きません。


―老婆は地獄へと旅立ちました。


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