君と悪魔と神と死神
鬼ごっこ
少女が一人走っていました。

何か恐ろしいものから逃れるように。

「嫌だぁ!!!」

少女は叫びますが誰にも届きません。

少女のいる空間は真っ暗です。

少女のいる空間は真っ黒です。

「無駄だよ。」

その言葉に不意に少女が振り向きました。

後ろには誰もいません。

「勝った…?」

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