SAKURA SAKU
『カノー!森山さんが一人でーす!』
クラスのマドンナ的存在の彩乃がそう言うと、森山さんは俯いた。
『森山さん、アタシたちの班においで?』
アタシがそう言うと、友美も杏奈も麻里華も美紀も、次々に森山さんを誘った。
『うんうん。森山ちゃんもおいでー?』
『森山さんはーバス、ウチの隣ね。』
『おいでー?もう!森山ちゃんったら、人見知りなんだからー。』
『森山ちゃんっ!一緒に楽しもーよ!』