SAKURA SAKU



『カノ、誉先輩から、書類、渡して、って頼まれた。』




慶太が神川に書類らしきものを渡す。







『ありがと。じゃ、アタシ、教室に戻るね。赤木くん、皆森くん、騒ぎすぎないでね。』






神川はそう言って、俺らに背を向けて、歩いていった。








『お前ら、新学期早々、何、怒られてんだよ。』



慶太が笑いながら、俺らの頭を軽く叩いた。





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