SAKURA SAKU
『じゃ、よくいる先を見据えた冷めてる子って感じ?』
双史が慶太を見ながら、そう言った。
『冷めてはないよ。スゴいイイ子だし、気配りのできる優しい子だよ。……なんで、翔唯達はこんなにカノのこと、聞いてくんの?』
慶太は不思議そうに俺らを見た。
『それは……翔唯が神川に……痛っ…』
俺は双史の足を軽く蹴った。
『言うな。別に好きとかじゃねぇ。』
うわ……
俺…墓穴掘った……
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