SAKURA SAKU
だから、
桜の花が咲いていようが、咲いてなかろうが、関係なく、アタシは毎日欠かさず、放課後、桜の木を見に行く。
もしかしたら、明日、死ぬかもしれないから。
今、死ぬかもしれない。
でも、アタシは残された時間を精一杯生きる。
笑う
それだけでいいから。
でも、桜を見るときだけは素の自分でいるんだ。
死に直面して、まだ受け入れられてない、自分。
そしたらまた、笑える気がするから。