キミの隣り
prologu
いつもいつも
隣りの席からキミを見ていた
眠たそうな目をしながら黒板に書かれていく文字をノートに写すキミ
退屈な授業の時は机に体を預けて
夢の世界に行ってしまうキミ
お気に入りの本を机の下で読むキミ
授業中、先生にバレないように
友達と話しをしているキミ
キミを見ていれるだけで
私は幸せだった
例えこの気持ちが伝わらなくても
ただ、この場所で
キミを見ていたかった
でも、時間は必ず未来に進んでいて
私がこの場所でキミを見ていられるのも
もう、あと少し
この場所から卒業するまで
キミから卒業するまで
あと、少し…