好きなのに。



『ねぇ君。危ないよ。』


彼女はゆっくりと
こちらを向くと


「…た…まえか…。」

小さな小さな声で言った。

多分、 また、お前か。
的な感じだろう。


俺のこと覚えてたんだ。

『おっ俺、稲穂翔大。よろしく』
手を差し出してみた。

彼女は一瞬驚いた顔をして
また空を見上げた。

なんか不思議キャラなのかな?
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