好きなのに。


次の日。

いつもどおりに
学校が終わり、

皆と下校していると、


捨て猫を優しく撫でる
奏がいた。

『俺、用事思い出したから先帰ってろ』

「え、用事?あぁ、わかった。きぃつけろよ。」


俺は奏の側に駆け寄った。



『…お前もあたしと一緒だね。』

え…
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