天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ
「いいんですか?貴方達」
職員室。
毒舌教師と古文教師、日本史教師が、当事者四人を説教にかかる。
「如何に無法者で世間の常識に疎いあなた方でも、まさか生徒と対抗戦して負けた方が従うなんて条件を飲むなんて思いませんでした。というか、そりゃあ職務怠慢の方が悪いに決まっているでしょう」
「だって」
毒舌の説教に頬を膨らませる龍娘。
お前は子供か。
「我々は生徒達の尻拭いで碌に休みもとれんのだぞ。たまに授業をサボって何が悪い」
翡翠が言うと。
「何言ってんだ、すー、誰がみんなの溜めに溜め込んだ答案の採点してあげてると思ってんだ!」
職員室の片隅、延々と赤ペン先生を続けている奥方がガァーッ!と吠えた。
普段冷静で穏やかな奥方が珍しい。
もし身重でなければ、彼女は確実に生徒側についていた事だろう。
職員室。
毒舌教師と古文教師、日本史教師が、当事者四人を説教にかかる。
「如何に無法者で世間の常識に疎いあなた方でも、まさか生徒と対抗戦して負けた方が従うなんて条件を飲むなんて思いませんでした。というか、そりゃあ職務怠慢の方が悪いに決まっているでしょう」
「だって」
毒舌の説教に頬を膨らませる龍娘。
お前は子供か。
「我々は生徒達の尻拭いで碌に休みもとれんのだぞ。たまに授業をサボって何が悪い」
翡翠が言うと。
「何言ってんだ、すー、誰がみんなの溜めに溜め込んだ答案の採点してあげてると思ってんだ!」
職員室の片隅、延々と赤ペン先生を続けている奥方がガァーッ!と吠えた。
普段冷静で穏やかな奥方が珍しい。
もし身重でなければ、彼女は確実に生徒側についていた事だろう。