天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅨ
「そうは言っても仕方なかろう」

眠そうな顔でレヴィを見る龍娘。

「私は毎日スペシャルバカやバイオリン弟の朝稽古に付き合わされて眠いのだ」

「だったらやめればいいじゃないですか、二人とも破門です」

これがカウンセラーの言う事か。

「そうもいくまい、一応私は老師だからな」

「それならアレです、お決まりの『もう私から教える事は何もない、後は己の力でウンタラカンタラ、ウゼェから好きにしろや』と」

ただの責任放棄だ。

「そんな事よりもレヴィ、俺の相談も聞かぬか」

ムッツリした表情で翡翠が言う。

「嫁が美しすぎて困るのだ」

「帰れ」

何でこの人カウンセラーになれたんだろう…。

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