6月16日
いつもと変わらず学校へ向かう
私の最近の学校の楽しみ方
それは「イジメ」だ

人をいじめるのが楽しかった
友達と一緒ならなんの罪悪感もなかった


「ねぇ。あんたきもいよ」

「早く消えろ」

こんなこと言うのは私にとって普通だった
ひどいことを言うのも蹴るのも殴るのも普通のことだと思ってた
相手の気持ちなど何にも考えないで・・・

その10日後
最悪のことがおこってしまった
私がいじめていた子が自殺をして亡くなった
私は驚いた
絶対に私たちのイジメのせいだとわかっていたからだ
その時はじめて今までにはない苦しみを味わった
自殺といっても私たちが死なせてしまった様なものなのだから

その時ずっと私が言い続けた「消えろ」がどれだけひどい言葉か気づいた
たった一言でも言われた人にとっては悲しみでしかない

それから私は人の命は大事だと思った

それは人を死なせてしまってから気づいたことだ
おそかった・・・
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