そして風になった。













「咲はいつも私を外に連れ出してくれるよね。なんでなの?」





「なんでって。理由がないと連れ出しちゃいけないのか?」





「全然!!・・・逆にそう言ってくれて嬉しい」












・・・亜美の微笑が俺の糧になる。








理由なんてない。この世界に理由なんてない。








ただ亜美と同じ景色を見たいだけ。







ただそれだけなんだよ。





























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