そして風になった。
















「私ね。もう暗いことなんて考えないの。・・・今を存分に生きて、最後は笑って死んでやるんだから!!!」















そう言って天高く上げた亜美の右手は







一直線で空へと伸びていた。







その人差し指の先に










大きく何もかも包み込むような







青く美しい






空を見た






























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