Love Me...?
「何してんの、お前」
『………別に』
ボケッとしてました、なんて言えるかボケ。
すると一樹が閃いたように笑った。
「苺から貰えばいんじゃね?」
「はっ?」
『ん?』
貰う…?
…あっ、葵くんお弁当忘れたんだっけ。
一樹は屋上の扉を開けて、ど真ん中に座った。
それを追うように、あたしたちも座る。
『あたしの食べる?今日多く作り過ぎちゃった☆とか母さんが言ってたから……』
パカッと開けたお弁当。
色とりどりすぎて一度蓋を閉めました。