Love Me...?
「……」
急に大人しくなるなよ!
…ふむ。これでしばらくは弄れそうだな。
「苺」
『はい?』
葵くんはあたしのお弁当を綺麗にしまって渡してきた。
「…ありがと。お母さんに礼言っといて」
『はーい。でも調子ノって明日のも作っちゃうかもよ?』
ウチのマミーは褒められたらすぐ調子ノってしまうよ、葵くん。
でも葵くんは嫌な顔せずに、にこりと笑って見せた。
…他の女の子には見せない、あたしだけに向けられた笑顔。
「いいよ。苺のお母さん、料理上手だし」
……実のお母様に嫉妬してしまいそうです。