友情 愛情 そして 絶望

「や・・・やったぁ! 100点だ!」

私(miki)は 喜んだ。

100点なんてとったことがなかったから。

「・・・アンタ美紀とか・・・言ってたわよねぇ?」

「あ・・・はい。」

「調子のってんじゃねぇぞ。」

耳元でささやかれた
低く暗い声。

いじめグループの中心
有沢利香(rika)の声だった。

「・・・え?」

「調子乗ってんじゃねぇって言ってんだよ。」

『調子乗ってんじゃねぇ』? 

そんな言葉使う子なの?

私はその時

利香がどんないじめをしている

どんな立場の人か知らなかった。
< 2 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop