友情 愛情 そして 絶望
「や・・・やったぁ! 100点だ!」
私(miki)は 喜んだ。
100点なんてとったことがなかったから。
「・・・アンタ美紀とか・・・言ってたわよねぇ?」
「あ・・・はい。」
「調子のってんじゃねぇぞ。」
耳元でささやかれた
低く暗い声。
いじめグループの中心
有沢利香(rika)の声だった。
「・・・え?」
「調子乗ってんじゃねぇって言ってんだよ。」
『調子乗ってんじゃねぇ』?
そんな言葉使う子なの?
私はその時
利香がどんないじめをしている
どんな立場の人か知らなかった。