年上の彼氏。
2
―柚留―
俺の名前は宮下 柚留(みやした ゆずる)。
23歳で今年から聖マリア学園という私立のお嬢様、お坊っちゃま育成学校の外国語教師を勤めさせてもらえることになった。
正直、そんな所で働かせて貰えるなんて幸せなことだし、給料も他の所とは比べようもないくらい良い。
今日は初出勤日。
まだ慣れていないスーツに身を包み、車を走らせた。
車を降りると、学園の面積の広さにまず驚いた。
「すごいな…」
職員室に入ると自分の席が用意されてて、座る暇もなく、先生方への挨拶まわりや学園長や理事長に挨拶をする。
一通り終わると、
「じゃあ、今度は生徒会長様に挨拶をしてきてください」
優しい雰囲気の男の先生にそんなことを言われた。
「生徒会長…様?ですか?」
教師が生徒会長を様付け…
俺は違和感を持ちつつ聞いた。
「うん。この学園で理事長の次に権力を持っている人だよ」
驚いた。学園長よりも権力を持っているのは普通はおかしいことじゃないだろうか…
「俺も最初この学園に来たとき違和感だらけだったけど、すぐに慣れたから」
俺が思っていたことがわかっていたように塚原先生という、その人は笑顔で教えてくれた。
「そうですか…」
疑問を持ちつつも生徒会室に足を運んだ。
校舎内は広くて迷いそうな造りだ。
「早く慣れなきゃな…」
少し歩いた所に豪華なドアがあり、上には生徒会室とプレートに書いてあった。
「ここか…」
俺は緊張感を持ちながらもドアをノックした。
どんな生徒なんだろうか…
俺の名前は宮下 柚留(みやした ゆずる)。
23歳で今年から聖マリア学園という私立のお嬢様、お坊っちゃま育成学校の外国語教師を勤めさせてもらえることになった。
正直、そんな所で働かせて貰えるなんて幸せなことだし、給料も他の所とは比べようもないくらい良い。
今日は初出勤日。
まだ慣れていないスーツに身を包み、車を走らせた。
車を降りると、学園の面積の広さにまず驚いた。
「すごいな…」
職員室に入ると自分の席が用意されてて、座る暇もなく、先生方への挨拶まわりや学園長や理事長に挨拶をする。
一通り終わると、
「じゃあ、今度は生徒会長様に挨拶をしてきてください」
優しい雰囲気の男の先生にそんなことを言われた。
「生徒会長…様?ですか?」
教師が生徒会長を様付け…
俺は違和感を持ちつつ聞いた。
「うん。この学園で理事長の次に権力を持っている人だよ」
驚いた。学園長よりも権力を持っているのは普通はおかしいことじゃないだろうか…
「俺も最初この学園に来たとき違和感だらけだったけど、すぐに慣れたから」
俺が思っていたことがわかっていたように塚原先生という、その人は笑顔で教えてくれた。
「そうですか…」
疑問を持ちつつも生徒会室に足を運んだ。
校舎内は広くて迷いそうな造りだ。
「早く慣れなきゃな…」
少し歩いた所に豪華なドアがあり、上には生徒会室とプレートに書いてあった。
「ここか…」
俺は緊張感を持ちながらもドアをノックした。
どんな生徒なんだろうか…