年上の彼氏。

「ごめん…」


はぁ…
最近謝ってばっかり。こんなんで付き合ってるなんて言えるのかな。


「なんか、今日遊ぶ気なくなった」


突然、蒼大は苛立ちを含ませたような口調で言った。

「え…!なんで?まだ会って数分しか経ってないよ?」


そんなあたしの問いかけを無視するかのように、蒼大はあたしの腕を引っ張って歩き始めた。


「ちょっ…、どこ行くの!?」


「ホテル」


顔色ひとつ変えずに発した言葉は、耳を疑うような言葉だった…


「何言ってっ…、冗談はやめてよ!」


あたしは必死に腕を振り払おうとした。けれど、蒼大は力強く掴んでいるためびくともしない。


「冗談じゃねーよ。もう俺も我慢の限界なんだよ」


そう言い放った蒼大の顔はとても冷たかった…


あたしは怯えて言葉が出なかった。今まで知っていた蒼大じゃない。知らないような男の人だったんだ…

強引に近くのホテルに連れられて部屋に入る。そこまでの間に会話は無く、あたしはただ恐怖心でいっぱいだった。

部屋に入ると、乱暴にベットに投げつけられて、蒼大はあたしに覆い被さってきた。


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