年上の彼氏。

３

あたしは先生のところに駆け寄った。


「なんでしょうか？」


あたしは先生から何を言われるのかとても気になった。


「はい、これ」


そう言って渡されたのは２つ折りになっている白い紙だった。


「なんですか、これは？」

中身が気になったあたしは宮下先生に聞いてみた。

すると、宮下先生は


「あとで、１人で見てください」


ニッコリと笑顔を浮かべた宮下先生は教室をそのまま出ていってしまった。

その後に続くように、お嬢様達が宮下先生を追いかけていった。


今日の授業は終わりで、皆下校の準備や部活動の準備をし始めた。


あたしは紙の中身を見ようと、周りに誰かいないか確認してから紙を開いた。


その気になる内容は…


《お話があります。外国語教員室に来てください。》


綺麗な字で書かれたその手紙はあたしへの呼び出しの手紙だった。

話ってなんだろう…


「悠姫！今日は部活どうすんの？」


手紙のことを考えてたあたしに、隣のなつこさんが話しかけた。

あたしはビクッと肩を上げた。


「え!!あ、あぁ…」


そうだ、部活があったか…
あたしは特に部活には所属はしてないけど、色々な部活から助っ人依頼がくる。
なつこさんがラクロス部に入っていて、あたしは最近ラクロス部の助っ人に力をいれてる。

今日はそのラクロス部の練習日。


「ごめん！今日はちょっと遅れるかも。先生に呼ばれたから…」


申し訳なくなつこさんに言うと、なつこさんは


「んじゃ、仕方ないね。先に行ってるよ」

荷物を持ってなつこさんは席を立って、あたしの肩に手をポンっと置いた。


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