年上の彼氏。
2
―柚留―
どうしたもんか…
時刻はすでに夜の10時。
未だに天宮寺さんは眠ったまま。
このままソファっていうのはマズイ。
そう思った俺は天宮寺さんを起こすことにした。
「天宮寺さん」
肩を揺すりながら耳元で名前を呼ぶ。
すると、天宮寺さんがゆっくりと目を開いた。
まだ、ウトウトしている。
かわいい……って!何考えてんだ、俺!!
「…ん…。あれ?」
まだ半分寝ぼけてる天宮寺さん。
「こんな所で寝てたら体壊しますよ?」
俺は平静を保ちながら微笑んだ。
すると、天宮寺さんはムクッ!と突然起きた。
「えっ!私寝てましたか!?」
慌てながら俺に必死に尋ねる天宮寺さんを見て、俺は立ち上がり天宮寺さんの手を引いた。
「今日は色々あって疲れたんだと思いますよ?なので、ちゃんとベッドで寝てください」
手を引いたまま、寝室に向かう。
俺は、天宮寺さんに自分のベッドを使ってもらおうと考えた。
「じゃあ、天宮寺さんはここを使ってください」
そう言って、天宮寺さんの手を離し部屋に入れる。
「あの、先生はどこで寝るんですか?」
不思議そうに首をかしげて、俺をのぞきこむ天宮寺さん。
「俺はリビングのソファとかで寝るんで」
そう言った俺に天宮寺さんは焦ったように口を開いた。
「そ、そんなのダメです!私がソファで寝ますから!」
「いや、女の子をソファで寝かせるなんて出来ないよ」
俺が笑顔で言っても、天宮寺さんは納得していないようだった。
ん―、どうするかな…
俺はどう言ったらいいか悩んだ。
そして、悩んだ挙げ句、とんでもないことを口にした。
「あ。じゃあ一緒に寝ます?」
冗談で言ったつもりが、天宮寺さんは
「それでもいいですよ。先生がソファで寝ないならそっちの方がいいかもしれないです」
俺は予想もしなかった反応に目を丸くした。
え、この子は言ってる意味がわかってるのかな?
危険すぎるでしょ!?
特に俺が!!
驚きのあまり、言葉を返せなかった俺を不思議におもったのか、天宮寺さんがまたも首をかしげた。
どうしたもんか…
時刻はすでに夜の10時。
未だに天宮寺さんは眠ったまま。
このままソファっていうのはマズイ。
そう思った俺は天宮寺さんを起こすことにした。
「天宮寺さん」
肩を揺すりながら耳元で名前を呼ぶ。
すると、天宮寺さんがゆっくりと目を開いた。
まだ、ウトウトしている。
かわいい……って!何考えてんだ、俺!!
「…ん…。あれ?」
まだ半分寝ぼけてる天宮寺さん。
「こんな所で寝てたら体壊しますよ?」
俺は平静を保ちながら微笑んだ。
すると、天宮寺さんはムクッ!と突然起きた。
「えっ!私寝てましたか!?」
慌てながら俺に必死に尋ねる天宮寺さんを見て、俺は立ち上がり天宮寺さんの手を引いた。
「今日は色々あって疲れたんだと思いますよ?なので、ちゃんとベッドで寝てください」
手を引いたまま、寝室に向かう。
俺は、天宮寺さんに自分のベッドを使ってもらおうと考えた。
「じゃあ、天宮寺さんはここを使ってください」
そう言って、天宮寺さんの手を離し部屋に入れる。
「あの、先生はどこで寝るんですか?」
不思議そうに首をかしげて、俺をのぞきこむ天宮寺さん。
「俺はリビングのソファとかで寝るんで」
そう言った俺に天宮寺さんは焦ったように口を開いた。
「そ、そんなのダメです!私がソファで寝ますから!」
「いや、女の子をソファで寝かせるなんて出来ないよ」
俺が笑顔で言っても、天宮寺さんは納得していないようだった。
ん―、どうするかな…
俺はどう言ったらいいか悩んだ。
そして、悩んだ挙げ句、とんでもないことを口にした。
「あ。じゃあ一緒に寝ます?」
冗談で言ったつもりが、天宮寺さんは
「それでもいいですよ。先生がソファで寝ないならそっちの方がいいかもしれないです」
俺は予想もしなかった反応に目を丸くした。
え、この子は言ってる意味がわかってるのかな?
危険すぎるでしょ!?
特に俺が!!
驚きのあまり、言葉を返せなかった俺を不思議におもったのか、天宮寺さんがまたも首をかしげた。