年上の彼氏。
†目覚めの朝†
1
―朝
「…ん…」
カーテンの隙間から朝日が漏れてあたしを起こさせた。
まだ、寝ぼけながらも目を開ける。
そんなあたしの目の前にはスヤスヤとまだ眠っている先生のドアップの顔が!
あたしは一気に顔が赤くなるのが分かった。
そうだ…
昨日先生と一緒に寝たんだった…っ
急に昨日の自分の行動が恥ずかしくなって、布団から出た。
先生を起こさないように静かに部屋を出ると、あたしは洗面所に行って顔を洗い身なりを整えた。
その後、制服に着替えた上にエプロンを着てキッチンに立つ。
「よしっ!作ろう♪」
そう、あたしは朝食を作ることにした。
とりあえず、お世話になるんだから出来る限りのことはしなきゃね!
あたしは意気込んで朝食を作り始めた。
トーストの香ばしい香りと目玉焼きの美味しそうな香りが漂う。
煎れたてのコーヒーをカップに注ぎ、テーブルに並べて…
「完成♪」
エプロンを脱ぎ、時計を見る。
「そろそろ先生が起きる頃かな?」
あたしは寝室のドアを開き、まだ寝ている先生のもとへと歩み寄った。
そして、先生にそっと声をかけた。
「先生。朝ですよ」
先生の肩に手をかけ揺すった。