年上の彼氏。
3
「「ごちそう様でした」」
2人とも朝食を食べ終わると片付けて通学・通勤の支度をした。
あたしは身だしなみをチェックするために洗面所にいった。
整えてるあたしの後ろから先生も入ってきた。
「改めて制服を見ると結構オシャレなんですね、うちの学校の制服って」
しみじみとあたしの制服を見つつ、ネクタイを締めている先生。
「そうですね。それに、あまり規則はないので自分の好きなように着ても良いらしいですよ」
そう、うちの学校は私立校であるから、基本は規則が緩い。
だからといって、本当にだらしなく着る人は少ないけど…
始業式とかの式典以外は正装じゃなくてもいいらしい。
ちなみに、今日のあたしの制服は…
Yシャツが黒で赤と白のシマシマネクタイを付けて、白いカーディガンを上に羽織る。
そして、下はピンクのチェックスカートと黒のニーハイを履いた。
「よしっ!」
あたしはチェックが終わると洗面所を出た。
後ろからは先生も一緒に出てきて
「天宮寺さんはスタイルがいいから何でも似合いますね」
はいぃっ!?
突然言われた言葉にあたしは耳を疑った。
勢いよく後ろを振り返り見ると、ニコニコと笑顔を振りまいている先生が。
あたしは一気に顔が熱くなるのが自分でもわかった。
「スタイル良くないですからっ!」
真っ赤になった顔を隠すように先生に言った。
ドキドキしてるこの胸の高まりをあたしはもうすぐ知ることになるんだった…