年上の彼氏。
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今まで色んな人から褒められたけど、先生からのが1番嬉しかったりする。
「さすが、生徒会長ってとこですね」
微笑みながら言う先生につい見惚れてしまうあたしは重症なんだろうか…。
「天宮寺さん?」
「…ふぇっ!?」
パッと先生がこっちを向いたのであたしは間抜けな声を出してしまった。
は、恥ずかし〜っ!
あたしは赤くなった顔を隠しつつも、
「そんなことないです…。いつもやってる事なんで」
先生にそう答えた。
すると、先生は…
「尚更すごいですよ。
って…。
これは、大人の余裕なんだろうな…
あたしだけ、妙に緊張してる。
だからといって、どうこう言える立場じゃないっていうのは分かってるんだけど。
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そうこう言っているうちに着いた先生の家。
「先に鍵開けて入っててください」
「わかりました」
私は玄関先で車を降りると、1人で玄関に向かって鍵をいつものように開けた。
その間、先生は隣の車庫に車を入れるためにまた車をゆっくり動かしていった。
ガチャ…
最近では聞き慣れた金属音を聞きながら中に入ってく。
パチ、パチと電気を付けて荷物を下ろす。
「よし、夕飯の支度をしようかな」
そう呟いたあたしは、キッチンに入り、冷蔵庫を開けてみた。
しかし、驚くことに中には少しも食材が入っていなかった。
うそ…、ちゃんと確認しておいてなかった…!
一気に顔が青ざめてしまったあたしが立ち尽くしていると、
ガチャ…
ドアを開ける音が後方から聞こえて、振り返ると先生が疲れたような顔をしてリビングに入っていた。
「は〜…」
ため息をつきながら、ソファにボスン、と深く座りこんだ。
それを見たあたしは更に焦ってますます考えれなくなってた。
どうしよ…。
先生、疲れてそうだし、今から食材を調達するのは迷惑だよね。
でも、早く作んなきゃ…