不意打ちのファーストキス
タイトル未編集
わたし、
多原 琉菜
(たはら るな)には
大好きな彼氏の
天津 真城
(あまづ ましろ)にまつわる、ある悩みがあるのだ…
実は私達、付き合って長いけどキスもしたことがない
仲が悪いわけでもないしそれなりに続いて2年たった今
さすがにキスもないのはおかしいと親友の彩佳に指摘され、気にし始めた
彩佳「琉菜ぁ!おっはよー!!」
朝からバッチリメイクの元気な彩佳が登校してきた
琉菜「おはよぉ^^」
それに比べてゆったりのマイペースで返事を返すわたし
彩佳「ねぇ聞いて!巧矢が最近髪染めちゃって全っ然カッコ良くないの!」
巧矢とは彩佳の彼氏様
琉菜「へ~何色にしたの?」
彩佳「もともと茶髪だったでしょ?なんかイメチェンしたかったらしくて赤にしちゃったの!」
そう言いながら写メを見せてくれた
琉菜「ぅわっ!!すごい変わったね!?」
彩佳「でしょー!?めっちゃアニメの真似してますって感じ!」
「でもけっこうあってんじゃね?」
わたしの大好きな香りと一緒に背後から声がした
彩佳「おっ!旦那様のお見えね~♪」
真城「おはよ琉菜」
優しい笑顔で挨拶してくれた
琉菜「おはよ真城」
わたしも笑顔で返す
真城「あっ、彩佳もいたのか!!忘れてた(笑」
彩佳「はいはい。可愛い可愛い琉菜ちゃんしか見えないんだもんねーマッシーは!」
彩佳は昔から真城のことをマッシーって言ってる
あだ名をつけるのは彩佳の趣味で巧矢は
「たっくん」だった
中学の時のわたしのあだ名「ラル」も彩佳がつけた
ちなみに彩佳が自分につけたのは「あやかっくん」
真城「もうそれやめろって!あやかっくん!」