契約の婚約者
「それより、奈央こそあの後どうしたの?」


「え?私?」


「修一に介抱されて、ついでに服も脱がされた?」


沙希からの反逆だ……


「なっ///わ、私のことなんてどうでもいいじゃない!」


金曜の夜を思い出したのか、奈央の頬が一気に紅潮する。


「図星か……奈央が泥酔しててもヤルって、あいつ鬼畜だな?もしかして、片桐がいたからヤキモチやいたとか?」


「…………」


「たんじゅ~ん♪ここまでバカだと笑えるわね?で、奈央は週末は修一にお仕置きされて、それで首にスカーフぐるぐる巻きにしているのね?」


奈央は何も言えず真っ赤な顔で首に巻いたスカーフに手を置く。


「これも、図星?イマドキ、見えるところにキスマークつける男って引くわ~セックスしたての高校生でもあるまいし」



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