契約の婚約者
「今日は、何もしない」


「じゃあ、帰ればいいじゃん?」


「話が、ある」


「私はナイ!!」


「いいから、来いっ」


片桐は沙希の腕をひいてリビングに連れて行く。


「何?さっさと済ませてよ!」


両腕を前に組み、沙希は完全に戦闘態勢。


方や片桐は、相変わらず余裕の笑みを浮かべて、沙希をじっと見つめる。



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