その恋が終わるまで


「本田君~!」

「っ間宮っ・・・。」


大和と話をしていたら教室に戻って来た間宮が笑顔で手を振りながら俺と大和の元にやって来た。


「本田君が先に帰るから道分かんなくなっちゃって少し迷っちゃった!」

「馬鹿か・・・こんな近距離迷う方が難しいだろ。」

「もう辛辣!でも好き!」

「チッ・・・」


間宮には何を言っても無駄な気がしてきた。


「あはは!間宮さんって面白いな!」

「ん?あ、えーっと・・・」

「俺、今西大和。優史とは幼稚園から一緒の幼なじみなんだ。」

「本田君の!?わぁ~よろしく!私、間宮凪です!」

「よろしく~。」


大和と間宮はお互い笑顔で挨拶を交わした。

二人が仲良くなるのが何か気に食わなくて俺は大和と間宮の間に割って入った。


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