その恋が終わるまで
「へ~間宮さんアンパンマン好きなんだ。」
「うん、可愛いしずっとアニメ見てたんだ~」
「・・・・・・」
大和と間宮はどこか気が合うのか仲よさ気に花をしながら歩いている。俺は間宮と並んで歩くのが嫌で二人の一歩前を歩いている。
「本田君はアンパンマン好き?」
「・・・嫌いだよ。んなガキみたいなの。」
「え~可愛いのにっ!ほら。」
間宮がすねた声を出して自身の鞄についているアンパンマンのキーホルダーを俺に見せた。
「ボロいキーホルダーだな。」
「これは小さい時にパパとママに貰ったの。ずーっと私の側にいてくれた友達よ!」
にこーっと自慢げに笑う間宮を見て思わず脱力した。・・・ガキかこいつは・・・