その恋が終わるまで
放課後、俺が荷物をまとめていたら大和がニヤニヤしながら近づいてきた。
「優史!間宮さんから聞いたけどデートするんだって?」
「っ!」
「はい、睨まない。」
「・・・あのアホ女。」
「ま、良いじゃん。間宮さんデート初めてなんだってさ。」
「そりゃあんだけアホならデートしてくれる相手なんて今までいなかっただろ。」
馬鹿にしたように笑えば大和は苦笑いをしながら
「間宮さん良い子なのになぁ・・・」