その恋が終わるまで


「じゃ、俺は帰るわ!デート頑張れよ。」

「あーはいはい!」


大和はそう言うと教室を出た。俺は渋々、何故か教室にいない間宮を待つ為に席に座った。


「本田君!お待たせ!」

「おっせーよアホ。」


数分後、顔を真っ赤にさせた間宮が教室に入って来た。今、教室には俺と間宮しかいない。


「ごめんね、ちょっと先生に呼ばれてて・・・」


申し訳なさそうに謝る間宮を見て俺は怒る気を無くし荷物を手に取り立ち上がった。


「ほら、早く行くぞ。」



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