その恋が終わるまで


「あ、本田君ひどい!」

そう言いながら間宮は嬉しそうだ。


「間宮がアホなのは事実だろ。」

「もー!」


頬っぺたをぷっくりと膨らまして拗ねた顔をした間宮を見て俺は少し、ほんの少しだけ顔が綻んだ。


「(あれ、なんで俺・・・)」


間宮を意識してる、のか・・・?


「(いやいや、ありえねーだろ。あの間宮だぞ?)」



そんな事を考えていたらいつの間にか落書きの時間は終わっていた。




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