その恋が終わるまで
「本田君、ごめんね・・・私のせいで午後の授業、出れなくて・・・」
「別にいーよ。俺が勝手にやった事だし。間宮は気にしなくて良いから。」
時計を見るともう授業は終わっている時間ついでに外を見てみると少し薄暗くなっていた。
自分が思っていたよりも時間が進むのは早いらしい。
「・・・もう、帰るか。」
「展望台・・・行けなかったね。」
残念そうに言う間宮。
「また明日、行けば良いだろ。」
「・・・うん!」
また明日がある。まだ、明日があるんだ。焦る事なんてない・・・
俺達は立ち上がって保健室を後にした。