その恋が終わるまで
「やっぱり、本田君はかっこいいね!」
「はっ・・・だからそういう事をサラッと言うなよ。」
「うーん、だって思った事は言いたいんだもん!」
間宮のその考えが少し羨ましかった。俺には絶対できない事だから。
「・・・ね、本田君。」
「何?」
「大好き。」
間宮に好きと言われるのはこれで何度目だろう。でもこの時の好きは今までとは少し違う気がした。
「ま、みや・・・?」
俺が間宮の名前を呼んだ瞬間、パアッと目の前が明るくなった。
「こらぁ!!何やってんだお前らっ」
目の前には警備のおじさんが立っていた。