その恋が終わるまで
「・・・・・・」
静かだ。
間宮がいないからか、俺の周りはとても静かだ。本来ならこの静かさが普通で俺の日常だった筈だ。
なのに、なんでこんなにも違和感があるんだ?
「・・・・・・」
「優史?どーしたんだよ!」
大和が話かけてきても俺はそれに反応する事も出来ない。
「・・・もしかして間宮さんがいなくて寂しいの?」
「っ!!ばっ、んな訳ないだろ!」
「・・・間宮さん大丈夫かなぁ?」
「聞けよ!」
「昨日は間宮さん元気そうだったのにね。」
俺の言葉を無視して大和は喋り続ける。