その恋が終わるまで


「・・・お前って、他の女と違って化粧もしねーし食い意地はってるしオッサンみたいなくしゃみするし・・・妙に世間知らずだし。」

「・・・・・・」

「けど、そんな間宮だから俺は素の自分を出せたのかもしれない。」


俺は間宮の方を向いた。相変わらず間宮はじっと外を見ている。


「・・・間宮、俺・・・」


間宮に自分の気持ちを伝えよう。そう思い声をかけようとした瞬間・・・

携帯の着信音が鳴り響いた。


「あ、ごめん・・・私だ。」


間宮の携帯だった。慌てて間宮は携帯をポケットから取り出して着信に出た。




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