その恋が終わるまで
「間宮、コンビニ行って傘買うから送って行くぞ。」
「えっ!いいよ~」
「お前、体調悪かったんだろ?」
「ううん、本当に大丈夫だから!」
間宮はそう俺の誘いを断ると雨が降る中、走り出した。
「間宮!」
「本田君、ばいばい!」
間宮はそう手を振りながら走って行ってしまった。
間宮が雨の中帰っているのに俺だけ傘をさして帰るのが億劫になり俺も雨の中、歩いて帰る事にした。
「明日だ。明日・・・」
明日、間宮に気持ちを言う。そう決意を固め俺は帰路についた。