その恋が終わるまで


「あー・・・あったまる。」


母さんが沸かしてくれた風呂に入りようやく体が温まった。湯舟に浸かりながら明日、どういう風に間宮に気持ちを伝えるか考えていた。


「・・・今さら、だよな・・・」


俺は散々、間宮の気持ちを否定し続けてきた。そんな俺がどうやって間宮に気持ちを伝えたら良いのか・・・


「・・・・・・」


初めて女を好きになった俺は初めて気づいた。


「やべーな・・・」


・・・俺は意外とヘタレだ。



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