その恋が終わるまで
・・・なあ、間宮・・・こんな留守電、朝目が覚めた時に聞いた俺の気持ち考えろよ。
考えもしないだろ。ずっと学校を休んでた隣の席の女が実は病気でもう永くないなんて。
・・・ドラマや映画の中だけだと思うだろ。
その女の最後の願いは学校に行くことなんてマジでドラマだろ。
でもこれは現実なんだな。
俺の目の前にいる間宮は真っ白のベッドの上で寝ている。もう一生起きない永遠の眠りについてんだ。
間宮の側には間宮の両親がいた。俺に向かって
「凪と仲良くしてくれてありがとう。」
だって、俺なんか間宮に何もしてやれなかった。