「あっあそこあたしんちの方向?」

「ちゃうわ逆。」

ごちゃごちゃ考えてた自分が
はずかしくなって
なんかすごく切なくて
無駄にはしゃいだ。

いたずらっぽい笑顔。
なんでかな?胸が痛い。

「あれ海?」

「海なんてあるか。川や!」

アホやなお前。
呆れたように呟く。

< 55 / 60 >

この作品をシェア

pagetop