蝶々結び
「なんかあったのかな~?ね、勇太くーん?」


「そおだねー。」


優田はニカッっと笑いながら指を立てて「シーッ♪」と言っていた。



「・・・・ッ!!」


「あれぇ?なんか顔赤いよ?お熱~?」


「何でもないッ!!!」

「ちょっとー!!どこ行くのー!?亜・悠・花~!!」



......



「あーぁ、行っちゃったぁ・・・。」




キイィィ...バターンッ!!


はぁ、はぁ、はぁ・・・。




全速力で屋上まで走って来た私は、疲れて屋上で倒れこんだ。


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