蝶々結び
チャラ男くんがいなくなってホッとした私は、授業をただぼーっと聞きながらクラスメイトを観察して過ごした。



次の日、私は3時限目の途中くらいに学校に到着した。

そしていつものようにお気に入りの屋上へスキップで向かった。



バッターンッ!!



「キャッホーイ♪」


私は元気よく屋上の扉を開けて叫んだ。



「いやー、今日も良いお天気だねぇ♪」


独り言を言いながらコンビニで買って来たサンドイッチとコーヒー牛乳をカバンから取り出し、独りピクニックごっこを始めた。




ドンッ!!




「だだだ、だれ!!!?」



後ろから物音が聞こえて必要以上にビビった私は、コーヒー牛乳をこぼした。

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