蝶々結び
「あははは!」


私は思わず笑った。

優田らしいなって、思ったから。



そういえば、空見たの久し振りかも。


毎日外には出てたけど、上、見てなかった。



優田からのメールには愛の言葉も、励ましの言葉もなかったけど、そんなモノよりもっともっと
大切なモノをもらった気がした。




次の日、私は学校に向かった。


学校に着いて上履きに履き替えようと靴箱を開けると、上履きがなくなっていた。
私は靴のまま教室に向かった。




ガラッ....



私が教室のドアを開けると、クラスのみんなは一旦静かになった後、ざわついた。


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