蝶々結び
今まで行事にちゃんと参加していない私は


「今回も関係にゃーぃやー。」


と思い、音楽を聴きながら外を眺めていた。




―♪―・・―♪―・・・・♪―――



・・・さん・・・・・らも・・さん!




私を呼んでいる声に気付き、私はイヤホンを取った。

私の前の席に座っている学級委員の女の子がイライラした様子で私を呼んでいた。



「倉元さん。好きなとこに名前書いて。」

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