私と私。



「おはよ、藍。」


藍は笑いながら泣いてた。


高橋は、黙って私を見ていた。


「おはよ、高橋。」


「おー」



「ねぇ藍、見て。

みんな、そわそわしてる。

まさか私がそんな事言うなんて、思いもしなかったんだろうね。」



「晴香ぁ〜

あ…ありがとっ…。

嬉しかったよぉ〜!!」


いい顔して、笑うんだね。


そう言って笑う藍は、今までで一番かわいかった。
< 22 / 47 >

この作品をシェア

pagetop