私と私。




放課後、私は孝明に話がある、とメールした。


別れる為に。



孝明をこれ以上傷つけないように。





孝明は、すぐ迎えに来てくれた。


いつもの様に、私が車に乗ると煙草を消してくれる。


煙草が苦手だと思ってくれてるから、私の為に。


孝明の事をよくみてみたら、さりげない所に、孝明の小さな愛が現れてる。




「どした、晴香ー?

なんか雰囲気違うけど…」


…孝明は、わかってるんだ。


「あのね、私…」
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